吉祥寺のボイストレーニングスクール
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RAP教室コースのブログ

HIPHOPの中に好きなサブジャンルを見つけよう!

こんにちわラップコース講師のケイプラスです。
最近の楽しみは7ヶ月になった子供の成長です。
そんな心境も曲に残せたらなぁなんて思いつつ日々が流れています。きゃー

サブジャンルについて

HIP HOPというのはROCKやPOPSといった音楽ジャンルの中の一つですが、実はそのHIPHOPの中にも更に
細かくジャンル分けされています。
それを最近ではサブジャンルというらしいです。。
時代とともに色んな言葉が出てきますね。

いわゆるサブジャンルを見つけることで更にHIPHOPが好きになったり、好きなラッパーや新曲などをDIGっていく上で楽になるのではないでしょうか。

HIPHOPは簡単に言うと、ドラムと上ネタ(ピアノやギターなど)でトラックが作られているのですが、私的にはそのドラムの種類でサブジャンルが分かれているように思います。  

Boom Bap



一昔前までは、このBoomBapしかないと言っても過言ではありませんでした。
HIPHOPといえばこの音楽を想像する方も多いかもしれませんし、初心者の方にはスタンダードなラップがしやすいかもしれません。

HIPHOPのサブジャンルの中でもメジャーですし、一番歴史が長いので今もこのスタイルでラップしている方は多いです。

いわゆるドラムが「ブーンバッブンブンバッ」です。笑
そこにJAZZやSOULなどの上ネタがサンプリングされたものをBoom Bapと呼んで差し支えないでしょう。

日本のラッパーだとZEEBRAやOZROSAURUS、最近だとJJJ、トラップもやりますがWILLY WANKA もBoomBapのラッパーという印象があります。

洋楽だと有名なNASやJoey Badassもここのジャンルに含まれます。

TRAP



2000年頃からアトランタで生まれ、2010年頃から人気に火がつき、今のHIPHOPの中心というか多くの楽曲がTRAPと言われています。
世界中の音楽、K-POP等にも影響を与えているように思います。

BPMが早めで140から180くらいで音数が割と少なく
細かく刻まれ複雑化されたハイハットと、ベースの重低音が印象的なトラックがTRAPですが、、実は幅が広すぎます。。
ラッパーの声にオートチューンを使ったメロディアスなTRAPもあれば、ゴリゴリにラップするTRAP曲もあるので、、、要は最近の曲はほとんどTRAPです!!笑

日本人ラッパーですと、KOHH、BAD HOP、LEX、Bonbero、KohjiyaなどあげればキリないほどのラッパーがTRAPでラップをしています。

Drill



最近どんどん人気になっているジャンルです。

2010年頃シカゴで生まれたと言われています。
不穏な雰囲気を感じるビートの上に、海外では日常的に起こる事件や犯罪をテーマにした楽曲が多いです。
犯罪の内容をそのままラップしてしまうので、かなり危険なジャンルと言われています。
楽曲によっては逮捕の証拠になってしまったりするので、覆面してラップしているMVがあったりします。

トラップの10年後くらいにうまれてきたので、人によってはTRAPの中にDrillがあると認識する方もいます。

ドラムはKICK(バスドラ)が1泊目に来ることが多く重く特徴的でスネアが割と軽いです。
BPMは140から160くらいなので疾走感があるのも特徴の一つです。
UK DrillというイギリスのHIPHOPシーンがあったりして、書き出すとキリがないので気になる方は調べてみてください。Central ceeのBAND4BANDなどは聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

洋楽だとやはり大人気Chief Keefや亡くなってしまいましたがPop Smoke、日本だとRalph、
JUMADIBA、WatsonなどがDrillのラッパーという認識の方が多いと思います。
RalphのSelfishとDADAのSatsutaba feat.Watson を聞いたらわかりやすいです。

Jersey Club



今回最後はジャージークラブで、これは割とわかりやすいです。
ドラムのKICK(バスドラ)が1小節の間に5回なるのがジャージークラブです。「ドンドンドッドドン」です。

四つ打ちのように、五つ打ちと言う人もいるらしです。

Lil Uzi VertのJust Wanna Rockを聴くと、ビートの感じが分かりやすいです。

日本のHIPHOPの特大ヒット曲Creepy NutsのBling Bang BangBornやビリケンが、ジャージークラブを説明するのによく使われていますね。



定義もルールも曖昧に感じますが、今回はHIPHOPの中にはサブジャンルというものがあるというのをご紹介させていただきました。
生徒の皆さんには、ただ音楽を聞き流すのではなく、分析しながら聞いたらもっと上手になりますよと日頃からお伝えしていますので、今後はラップだけじゃなくトラックのジャンルも含めて聞いてみたらまたHIPHOPの楽しみ方も変わるかもしれませんね。

最後にですね
知識やマナーも大事ですが、、、結局はそれを全部ひっくり返すほどのオリジナリティーとエネルギーが一番大事!!!
以上!解散!!!!

ということでした。

ではまた来月!

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