吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

ボーカルレッスンコースのブログ

ミュージカル曲を歌うための呼吸

皆さん、こんにちは〜!
ZIGZAG MUSIC SCHOOL 講師の冨田七海です🎶

ミュージカルコース、ボーカルコース、話し方コース等を担当しております(╹◡╹)✨

今日はミュージカル楽曲を歌うときのブレス(呼吸)について解説をしていきたいと思います!

ミュージカルはフレーズ命!



皆さん、そもそもミュージカルってどんなものかご存知ですか??
ミュージカルとは、物語をお芝居だけでなく音楽とダンスでも表現する演劇のことをいいます。

ポップスとの決定的な違いは、
その楽曲を自分が歌うか、キャラクターが歌うか、というところです!

ミュージカルはお芝居なので、キャラクターの心境でキャラクターになりきって歌わなければいけないのがポイントです。

お芝居しながら歌うってめちゃくちゃ難易度高く感じませんか?
実際、これは本当に難しいんです!!
私も長年研究し続けてます。笑

ミュージカルって歌が台詞なので、
1個のフレーズが長いことが多く、息継ぎをどこでしたらいいのか分からなくなったりします。

ちなみに、歌うときの息継ぎのことを「ブレス」と言います。

これが息が苦しいからと言葉の区切りが悪い箇所でブレスを入れてしまうと、
それだけでフレーズが聞こえにくくなってしまうんです(;▽;)💦

ミュージカルのブレスでは、
・どこで吸うのか
・吸うときに次の言葉の感情で吸う

この2つが重用になってきます!

お芝居で歌うためのブレス

では、実際にミュージカル曲を歌うときのブレスについて解説していきますね✨🎶



まず1つ目、
「どこで吸うのか」についてです。
これは、簡単で文章の区切りがいい箇所で吸うことを意識しましょう!

例えば有名なミュージカルのフレーズで考えてみましょう!
「レ・ミゼラブル」の「♪on my own」で

『あの人 何も知らない だけど 道はある』

という歌詞があります。
ここでプレスを吸うなら

『あの人 v 何も知らない v だけど v 道はある』

「v」が入ってるところがブレスを入れるところです。
これが『だ v けど』みたいに微妙なところで入れちゃうと言葉の繋がりが悪くなってしまうんです😣

続いて2つ目、
「吸うときに次の言葉の感情で吸う」についてですが、
これはもうお芝居で歌うときはめっちゃめちゃに大切なポイントです!!

私達って普段言葉を発するとき、無意識に次に放つ言葉の感情で呼吸をしてると思うのですがいかがでしょうか?

例えば、
真剣な話をする前の呼吸は深くゆっくり、
テンションが上がって興奮してる時は息が上がって呼吸のスピードも速いはずです。

これを、ミュージカル楽曲のときにそのまま反映します!

ハッピーな歌詞の前の呼吸は、
嬉しくて楽しい気持ちで息を吸う!

悲しみや怒りの感情の呼吸は、
絶望の気持ちを感じながら吸う!

たったこれだけです!
ブレスの感情を意識するだけで、
次に放つ言葉の1文字目からその感情が乗った声が出ます。

これが出来ると、お芝居で歌うことの感覚が掴めてきます!!✨

皆さんもミュージカルの曲を歌う時は、是非トライしてみてください(((o(*゚▽゚*)o)))

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