11月もあっという間に終わってしまい、空気に冬の匂いを感じられる季節になりましたね。
私は寒いのが苦手なので冬はすきではありませんが、最近はファッションのコーディネートの幅が増えて楽しい季節なのではないかと、少しずつ考え方が変わってきています。
そんな気分で髪の毛を思い切り切ったら輪をかけて寒さが増してきました 笑
空気が乾燥していて喉が乾きやすくなり歌いづらいことも事実ですが、私たちの現場ではどんなコンディションでも最高のパフォーマンスを追求し、披露しなければなりません。今回の記事も皆さんの役に立てるようなお話をしたいと思っています。
前回の記事は「チューニングが安定していること」「ゆっくり歌うこと」という二点で正しい音程の取れた発声を目指していきましょう、という内容でした。
実践してくれた方、ありがとうございます。
では質問です 【正しいリズムがとれましたか?】
今日はそんなリズムの話をさせていただこうと思います。
1・「手拍子」「声と手拍子」
皆様手拍子は上手にできますでしょうか? メトロノームを立ち上げてピッピッ…と鳴っている音に合わせて一分間続けてみましょう。実はメチャクチャ難しいということがわかります 。
リズムがあっている状態になると 「メトロノームと手拍子の音が重なって一つに聴こえる」はずです。
その状態が続くとだんだん不安になってくるはずです。
果たして自分の叩いている手とメトロノームのリズムは合っているのか?と。 でもそれでいいです。
最初はメトロノームの針をみながら視覚的にも合わせるということから始めていただき、時折目をつぶって耳の感覚だけを頼りに続けてみてください。
それに慣れたら今度は「カウントを歌いながら手拍子」をしてみましょう。 ワン・トゥー・スリー・フォー・ワン…と声を出しながら続けてみてください。
想像よりぐっと難易度が上がってくるはずです この声を出しながらリズムを刻み続ける練習がシンプルかつリズム感をぐぐっとあげる練習になります。
ぜひ歌の練習の合間に遊び感覚で取り入れてください。
写真は先月のワンマンの物販コーナー。
漢のフルアルバムのみ。 笑
2・いつも歌っている歌をゆっくりと手拍子しながら歌ってみる
歌いながら手拍子でリズムを刻む練習ができたらアカペラでいつも歌っている歌を、手拍子を刻みながら歌ってみましょう。滑舌と手拍子が上手くシンクロしなかったり、メトロノームのリズムよりも速いスピードで手を叩いてしまったりとなかなか上手くいかない時間が続いて正直かなり苦しいと思います。
でもそこを潜り抜けた先には自由にリズムコントロールしながら歌うことができる様になり、それができるようになると今までずっと聴いていた音楽の解像度がググッとあがって
「プロはこんなにもテクニカルで複雑なリズムで歌っているのか」
と驚くこと間違いなしです。
リズムトレーニングとしての難易度がすごく高いですが
あなた/宇多田ヒカル
硝子窓/King Gnu
何なんw/藤井風
この辺りの曲はかなりハードめですがいい曲ですしリズムトレーニングが楽しく行える曲として私も練習に取り入れている曲です。
ぜひトライしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたお会いしましょう!
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