吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

ボーカルレッスンコースのブログ

ウォーミングアップ、何します?

こんにちは。

ZIGZAGヴォーカル講師のながおかめぐみです。

生徒さんの活躍♡

先日、夢を叶えた生徒さんの舞台を拝見しました。ヴォーカル講師をしていて、輝く生徒さんを観ることは何にも代え難い喜びです。

私の生徒さんには他にも、舞台に立つチャンスを掴んだ方がたくさんいらっしゃり、とても誇らしい気持ちです。皆さん本当に素晴らしい!

ミュージカルの舞台前のウォーミングアップ

今回は舞台に立つ前のウォーミングアップについて。

色々な方法があると思うので、あくまでも参考程度に。そもそも、アイドルやポップス歌手やバンドの方とはちょっと違うと思うので、あまり参考にならなかったらごめんなさい。

でも、みんなどんな事してるの??とかになる方もいらっしゃるかと思ったので(私も質問受けたりします)自分の経験をもとに記事にしてみました。

声楽科の学生時代、無茶しまくって喉をたくさん壊した経験のある私ですが、ロングラン公演を続け、先輩方や仲間と過ごす中で少しずつ良い方法を身につけて、今ではありがたいことに1日中レッスン担当することもありますが、それによって喉をやられたことは一度もありません。

もう舞台経験がおありの皆さまは、ステージ前、特にミュージカルの舞台のウォーミングアップって、何をされていますか?ぜひご自身の経験と照らし合わせて読んでみてくださいね。

いきなり歌い出さないで!文字通りあっためていきます

まず、例え踊らない役だとしても、発声などを体が冷え切った状態で無理に始めないこと。

今のような寒い時期は自然と体が固くなり、血流が悪くなりがちです。動きやすいけどあたたかい格好を普段から考えておきましょう。リハ室やホワイエやロビーなど、開演前のアップできるスペースは寒いことが多い印象です。サッと脱げるダウンのベストとかレッグウォーマーとかお腹に巻けるブランケットとか、重宝しますよ。

自分に合った準備運動を身につけていこう

最初は準備運動。ダンスをされる方は当たり前にするかもしれませんが、歌しか歌って来なかった人はすっ飛ばしがちです(それは私)。注意!

劇団時代は流しバレエといって、バレエのバーレッスンの流れで(プリエ、タンジュ、ジュテ…etc)音楽をかけて個々が同じ音楽で別々に取り組む時間もありました。ストレッチを軽くしてからそのようなことができればしてみたり、そんなの知らないよって事でしたら

四つん這いで背骨を丸めたりそらしたり(キャットアンドカウと呼んだりします)四つ這いのままお尻で円を描くように動かしたり、お尻の高さ変えずに手を歩かせ胸をついて猫の伸びみたいなポーズをしたり。このへんはヨガ的な動きですが。

それも分からなければスクワットでも。YouTubeに正しいフォームで見ながらできるようなものも上がってます。あとは場所があるならランニングなんかも。

すごく怠くてあまり動けない、そんな日はあたたかいお湯やお茶でも飲んで体と心を解しましょう。

こんな風に5〜20分くらい体をあたためたら、リップロールやハミングなどから声を出してみましょう。オススメは、胸や肩、喉などは頑張らないけれど、この段階からお腹は意識的に動かして、呼吸はサボらないこと。まぁ、鼻歌から入っても良いですけどね。私は声が出始めたらコントロールの呼吸を心掛けてました。

あとは普段行っているスケールや方法があればそれを。そのあと実際の楽曲をアカペラでも良いですし歌詞でなくても良いので、自分のやりたいフレージングで歌えるかどうかの練習。プラス劇団四季では母音法が推奨されていますのでその辺もウォーミングアップで行っていました。

書き出してみると結構やることありますね。劇団員はこんなのを個人でやったあと、全体でも呼吸法と開口発声をやったりしてます。

なので、着到(って共通言語ですか?劇場に入っていなければならない時間です)前にどのくらい自分がアップをするかで、劇場に行く時間も自分で決めていくわけです。

さいごに

初めて参加するカンパニーなどでは、他人の目もある気がして、なんだか不安ですよね。でも大切な限られた時間、ぜひ自分をより良くしていくことに、注力してみてくださいね。

2024年はZIGZAGの先生になって2年目。またたくさんの出会いがありました。皆さまのおかげで、お仕事を続けられています。もっと応えられるように、私も精進します。

2025年も、どうぞよろしくお願いいたします。



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