こんにちは!
zigzag music school及びwacca music schoolの講師、澤村楽人です!
楽譜についての豆知識
音楽をやっていると楽譜を見る機会が増えてくると思います!
普通にリズムや音程、記号が読めるようになったら、今度は楽譜に込められた意味を知ると面白い!
もっと知りたいなって思うと思います!
という事で、今回はさわりだけですが楽譜に込められた意味について少し話してみようと思います!
例えば、キリスト教の聖歌では3拍子はとても特別な意味を持ちます!
それはなぜでしょう?
3という数字から想像してみてください!
結婚式などで「父と子と精霊の御名に〜」という言葉、聞いた事はないでしょうか!?
これは「神なる父」「子であるイエス」「精霊」と三つの姿で存在する唯一神ということです!
三位一体といいます!
ちなみに三位は「さんみ」と読みます!
キリスト教にとっては3という数字が大事な理由がわかりましたね!
さて、楽譜に戻ります!
みなさんは音楽の授業を受けた時、4分の4拍子をCみたいな形で記譜されている楽譜をみた事はないでしょうか?
なぜ4分の4拍子がCなのか?
先ほどの話がヒントになっているんです!
その昔、中世の宗教音楽では前述の意味もあり、3拍子が完全なリズムであり4拍子は不完全なリズムとされていました!
なので、三拍子を完全なものとして⚪︎で楽譜上に記し、4拍子を完全ではないもの(不完全)として欠けた⚪︎、Cのような記号で記していたことが由来となります!
どうです?
楽譜って面白いと思いませんか!?
楽譜について込められた意味
キリスト教繋がりでもう一つ!
ヘンデル作曲のメサイアはご存知でしょうか?
ハーレルヤ!ハーレルヤ!のやつです!
たぶんこの曲は聴いたことがあると思います!
そのメサイアの中にある中からand with his stripes we are healedという一曲の音型についてです!
画像の部分について、この音型から想像できるものはあるでしょうか?
and withがほぼ音が横の動きなのに対し、his stripesで高い音から低い音に貫くような動きなのがわかるでしょうか?
どうです?
そう!
この音型は十字架を表しています!
こういう楽譜に込められた意味やヒント、作曲家の意図がわかると、歌い方や意識が変わると思いませんか!?
他にも宗教曲では「D」の音だったりそれを基音とする調、ドレミファソラシドでいう「レ」の音はDeus(ラテン語でいう神)ということで大切な場所で出てきたりします!
(そもそもなぜラテン語なのか)とか話すとキリがないのですが!
今回は宗教曲を例に話しましたが、この話かわ楽譜に込められた意味を知りたいと思うきっかけになってくれればうれしいです!
それではまた来月!
最後に小さい春を!