こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOLの野々村すずかです。
さて今回は「他ジャンルの方が声楽をかじると歌が変わる理由」について!
先日あるライブで、日頃ご一緒する機会が多い方のソロ曲を拝聴しました。
勿論元から達者な方ではあったのですが、高音のロングトーンがえらく伸びやかになっていて、大変驚いたんです。
後ほどご本人と話してみると、「声楽を習い始めたんです」とのこと!
これまでも他のジャンルの曲をメインとする方で、レベルアップの為に声楽を学んでみたい!という方も沢山いらっしゃいました。
最近また「声楽」の持つ力を感じる機会が増えたので、いくつかご紹介させていただきます。
※ここでの声楽は西洋音楽のクラシック音楽を歌唱するための発声法の一部を指しています。
体をつかう意識・筋力が育つ
声楽の発声はマイクを使用せず、空間に響かせるものです。
空間全体に聞こえる声をつくる為には、ただ大きな声を出せばいいわけではなく、効率よく空間に響かせるスキルが必要になります。
響く声をつくるには、顔回り組織だけでなく必然的に体に意識を向ける必要が出てきます。
顔回りと、身体全体を比べると、筋肉量も体積量も大きく違うことは皆さん想像に容易いのではないでしょうか?
言語によるクセ取り
特に学生の方はイタリア語から声楽を学び始める方が多いです。
(ほぼローマ字読みなので、読みのハードルも低いんですよ~)
日本語はその特性上、身体や口腔の浅い位置で発語することが可能なのですが、イタリア語はより深い位置で発語する必要があります。
私のレッスンの中では歌う時間より、正しい発音で歌詞を話すことに時間を割くこともあるほど力を注いでいるのですが、深い位置で歌詞を発語できるようになると、それだけで舌の位置、顎の使い方、呼吸が整う等、重要な学びを秘めているんです。
そしてこれは、実は知らぬうちについてしまっている、【癖取り】として効果を発揮します。
どうしても、歌上達の為に付け加えることを重視したくなるのですが、「いらない動きを排除したら出来るようになった」なんてことは往々にしてあります。
いかがでしたでしょうか?
今回は「他ジャンルの方が声楽をかじると歌が変わる理由」をご紹介しました!
私自身、声楽から声の探求をスタートさせ、他のジャンルを歌うようになり声楽の特性に苦しんだこともありましたが、結果として声楽を学んだことによって得たスキルは、今も私をいろんな場面で助けてくれているなと感じます。
今の学びでいいのだろうか?違った方向でアプローチしてみたい!という方は、ぜひ一度体験レッスンにお越しください✨
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