こんにちは!ZIGZAG MUSIC SCHOOLの岩永です。
今年も残すところあと僅かとなりました。吉祥寺の街もすっかりイルミネーションに彩られ、そこかしこでクリスマスソングが流れています。私は街がクリスマスに染まっていくこの感じが大好きです。街でクリスマスソングを聴くと心が温かくなる気がします。これってなんでだと思いますか?今日はそんなことについて少し話していきたいと思います。
「幸せな記憶」と音楽が強く結びついているから!
クリスマスソングで心が温まるの一番の理由は、記憶による条件づけです。
子どもの頃にもらったプレゼント、家族との楽しい食事、イルミネーションの美しさ、これらポジティブな経験とクリスマスソングは、毎年セットで脳にインプットされています。
鈴の音や象徴的なメロディが強力な引き金となり、音楽が流れ始めると脳は自動的に「もうすぐ楽しいことが起こる!」と期待します。この「期待感」そのものにより既にドーパミンを放出し、幸せな気分として感じられています。
クリスマスソングに限らず音楽というのはその人のこれまで生きてきた記憶に大きな影響を受けます。
日本では「ロマンス」という名の魔法が加わる
欧米と違い、日本ではクリスマスに宗教的意味はあまりありません。それより、「恋人とのロマンチックな日」や「大切な人との特別な時間」というイベントとして定着しています。
JPOPのクリスマスソングは「切なさ」や「甘美な悲しみ」といった要素を混ぜ込みます。
これは恋愛の成功体験のみならず、過去の思い出全体を肯定し、より深い感動と幸福感を生み出すための、日本独自の「ロマンス」という名の魔法なのです。
クリスマスソングは日本独自の「ロマンス」そして何より皆様の「幸せな記憶」によって作られています。
今年も皆様が楽しいクリスマス、そして年末年始を過ごせますように。それでは良いお年を。
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