吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

ボーカルコースのブログ

Emoという音楽


こんにちわ、今日はきっとあまり耳馴染みのないであろうEmoという音楽について綴ります。

エモのはじまり

80年代中期、ハードコアパンクの派生より突如として生まれたエモーショナルハードコアという音。

パンクのサウンドを基軸に持ちながらも、どこかイナタイ、甘酸っぱいメロディーを奏でるそのサウンドは、ある種メジャーシーンに向けたカウンターカルチャーでもありました。

ビートルズやピストルズ等のように、ファッションもクール、、なんてことはなく、基本的にエモを語る上で、お洒落な人は出てきません。

エモの奴らからみたら、カートコバーンだって洒落て見えます。

板の上で、ダサい服を着たダサい連中が高い位置でテレキャスターやSGを掻き鳴らす、それが初期エモでした。

彼らは酒も異性もドラッグも自制しておりました、故に煌びやかなメタル、ハードロック界隈からも疎ましく見えていたことでしょう。

愛ゆえの毒はこの辺にして、、

そのようなナード色強めなジャンルが所謂Emoの始まりでしたが、、水面下で狭く深い独自性と団結力を育んでおりました。

絵画でいう印象派。

インディーからメジャーシーンへ

しかしそんな中、Emoに金の匂いを嗅ぎつけたメジャーレコード会社達が、00年代中頃から色を付けてオーバーグラウンドシーンに流通をかけ始めたのです。

Emo / Power Pop
Emo + Scream = Screamo



みたいな。

例えに出して非常に申し訳ないですが、パラモアとか。
国内だとワンオ◯とか、、

※ 非常に上手く立ち回ったのがジミーイートワールド、マイケミ辺りかと。

初期のライブ映像とかきっとアシメでピチピチの黒T&スキニーとか着てるはず。

オーバーサイズ万歳の現代からは考えられませんね。

演奏は下手くそだが疾走感があり、随所に光るものがある、、といった音から、聴いていて心地よく安定感のあるグッとメロディーな音楽。

へと変化していったように感じます。

エモのこれから

して10年代へ差し掛かると、薄く広くなったEmoは一気に衰退していきます。 悲しい、、

だが音楽は文化、火種は消える事なく、今度はエモラップ、トラップ、というかたちでまた水面下でムーブメントを作り始めました。

故 lilpeepや、Kid laroi 等

Emo / Rock という形で、バンド形態ではなく、個人で人気者が出てきたのもここ最近。

マシンガンケリーとか、YOUNGBLOODのような新進気鋭、サブスク、ネット文化どっぷり世代ですね。

そうそう、国内ではaudio leaf、海外ではpure volumeやMyspace等のネット試聴 黎明期が重なったのも、Emoがインディーでも微ハネしたきっかけでしたね。無名なバンドが一万回再生とかして、それを嗅ぎつけたメジャーレーベルが契約を持ちかける的なやつ。

今の国内だと歌ってみた、とかに近いように感じます。

なのでみんなもたくさん歌ってみたを上げてみましょうね。(強引)

Emo 聴いてみたいなー、って方は

Whence he came



これ聴いとけば大丈夫です。

今月はこんな感じで。





p.s.「エモい」って言葉、ギャルより先に私使ってましたから。


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