こんにちは!!!
声優コース講師のAKITAです。
今回は”理想と現実”についてお話ししたいと思います。
カジュアルに書きますが、これに気づけず夢を諦めていった人も多いのでは無いかと思うほど重要な事なので、
お見逃しないようご注意下さいね。
さて、理想と現実というと夢を追いかける事自体にジャッジを下すかのような重い言葉にも聞こえますが、
ここでお話ししたいのは”向き””不向き”についてです。
響くか響かないかはあなたの鍛錬次第。
きっかけは?
声優を目指すきっかけというのは皆さん人それぞれだと思いますが、中でも最も多いのは、
「声優の⚪⚪さんみたいな役がやりたい!」「声優の⚪⚪さんみたいになりたい!!」という”
憧れ”が一番かなと感じています。
そりゃそうです、どんな仕事も憧れから入る事がほとんどでしょう。
私もそうでした。
「緑川光さん演じる流川楓のようなクールな役がやりたい」、
「石田彰さん演じるカヲルくんのようなミステリアスな役がやりたい」、
いやもっと言うと、
緑川光さんになりたい…、
石田彰さんになりたい….、
山寺宏一さんになりたい大塚明夫さんになりたい
池田秀一さんになりたーーーーい!!!!!!(セレクトに時代を感じますか…? 汗)
憧れの怖さで、大体その人の役やその人の声を真似ていく訳ですね。
そこまではOK。
ここまでを”理想”としましょう。
ここからが”現実”の話です。
あなたの憧れの存在があなたに備わっている声質やキャラの方向性で間違っていなければ、
それを追求してオリジナルにしていく(なっていく)ので良いと思います。
が、多くは、自分の方向性=特性に気付かず理想を追い続けてしまう事。
これが”憧れの怖さ”だと私は思っています。
いませんか?めちゃくちゃ声が高いのに渋い声を作って台詞の練習をしている人。
めちゃくちゃ声が低いのに主人公の勇者みたいな芝居ばかりしている人?
それ、「主戦場間違ってますよ!!!」って話なのです。
受け入れて考え方を変えてみよう
レパートリーとして出せるのは結構。しかし今一度自分の声を客観的に聴きなおしてみて下さい。
テレビやラジオで流れてきてもプロと並んで違和感なく聴こえるかイメージをしてみて下さい。
あなたの地声から大きく変える事無く、無理なく聴こえる雰囲気、イメージがあなたの主戦場です。
憧れが強いと受け入れ難い事かもしれませんがマジな話、理想とかけ離れている方、結構多いと思います。
台詞だけじゃなくナレーションもね。
自分らしく
特性を理解して当初の理想とかけ離れていたとしても、受け入れる事が出来ればグンと楽になるはずです。
だって、今まで無理をして⚪⚪風をしていただけなんですから。
逆に思ってもみなかった仕事をする事になるかもしれませんが、
それがあなたの物語です。
では、今日はここまで。
へばまんず。
AKITA