ZIGZAG MUSIC SCHOOLでボーカルコースを担当しています。
山倉弘紀です。
1月となり皆様も一年の新しい目標をたてたり、昨年の反省点を思い出しながら計画をねったりしていることだろうと思います。
相変わらず寒いですがいかがお過ごしでしょうか。
私はもう春が待ち遠しいです。
今日は「れんしゅうのすすめ」シリーズの3つ目のお話をしていこうと思います。
1回目はチューニング=音程を整えましょうというお話。
2回目はリズム=正しいリズムを刻みましょうというお話。
どれも動的な内容となっています。
3回目の今回は音楽においてとても大切な「音楽の聴き方」を演奏する人の視点としてお話しできればと思います。
読み終えた後のいつもの音楽が、いつもよりも特別に聴こえるようなお話をしていこうと思います。
しかしかなり濃度の強い内容なのでここだけで少しパート分けしようかなと思います。
- 歌が上手くなりたい
- 歌っていてもっと気持ちのいい気分になりたい
そんな方々は是非じっくり読んでみて欲しいと思います。
1・ドラムセットのそれぞれの音、きこえますか?
「れんしゅうのすすめ」シリーズ第二回目で触れたリズムに関するとても重要な内容です。
ボーカルの方やカラオケコースの方の多くは「自分の歌うパート」に焦点を当ててボーカルの癖をしっかり聴き取りながら練習している方が多いのではないでしょうか。
さぁ、メインのボーカルラインを覚えてカラオケでも楽々うたえるようになったそこのアナタ!
「ドラムセットのそれぞれの音をよく聴いてみましょう」
ドラムセットを聴くときのポイントは大きく2つ。
- BPM、つまりテンポはどれくらいはやいか
- 3点の音から聴き始めましょう
一つ目のBPMはBeat Per Minute、一分間に何回ビートを刻むか。
つまり曲のスピードを表しています。1.2.3.4… と数えるスピードのことです。
曲の拍を意識して聴けば「ワン」がどこなのかまずわかってくるはずです。
ワンがわかったらこっちのもの、1.2.3.4 とカウントを続けてみましょう。
二つ目の3点、この時点でピンときた人は演奏者か、遊びでもドラムを触ったことがある人なのではないでしょうか。
2・ドラムセットの3点とは
ドラムの3点とは
- バスドラム
- スネアドラム
- ハイハットシンバル
・バスドラム
ドラムセットの中心にある一番大きい太鼓で打面がお客さんの方を向いているやつです。
一番低い音がする太鼓で足元のペダルを使って鳴らす楽器であるため、ドラムを叩いている人の動きを客席からみているだけだと何だかよくわからない。
なんなら低い音がするので人によっては聞こえないかもしれません。
しかしこのバスドラムはBPMに対して曲のスピードに対する印象だったり、聴いた人が自然に体を動かして踊りたくなるようなグルーヴという感覚に直結する重要な要素の一つです。
カウントの「ワン」にはほぼ必ず入ってくることが多いズン、ドンといった音が出ます。
・スネアドラム
太鼓の中では一番聴き取りやすい音なのではないでしょうか。
パンッ、タンッ と擬音語でも表現しやすいようわかりやすい音が出ていますね。
カウントでは「ツー、フォー」のところに入ってきます(にーよんということも)。
AメロからBメロに行く前などにダダダン!と急に早い連譜をいれたりして、ドラムを叩いている人の一番ドラムっぽい役割(筆者主観)だと思います。
・ハイハットシンバル
シンバルが2枚重なっていて、貝が口を閉じたり開いたりしている外観のようなもの、これがハイハットシンバルです。
ツツツツ・ツツツー・シャァーン!
と足元のペダルに連動して開閉させながらいろんな音を作り出せます。
3点の中では一番高い音が出ているといえるのでこれを聴き取るのは簡単な方かもしれません。
正直ドラムセットの根幹がこの3点であるというだけで、他のパーツについても解説しなければいけないとなると平気で朝になってしまうのでこのくらいにしておきますが、この3点だけあればどんな曲でも演奏できるといっても過言ではありません。
曲の雰囲気によって役割がかわってくるパーツたちです。
YoutubeのURLにドラムを叩いているだけの動画を載せておきました。
なかなか見慣れない景色ですし、高級なおもちゃで遊んでいるように見えなくもないので楽しいと思います。
是非みてみてください。
次回は「ベース」についてお話ししていこうかと思います。
最近めっちゃ髪切って新しいギターを買いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたお会いしましょう!