カラオケで歌いにくい曲があっても、「キーを変える」という言葉は知っていても、実際にどう操作すればいいのか分からない。
そんな方は少なくありません。
この記事では、カラオケでキーを合わせる具体的な手順を、私自身が友達にキーを変えてもらったことがきっかけで歌が好きになり、のちにボイトレで学んだ体験も交えてお伝えします。

結論:キーの合わせ方は、リモコンで半音単位に上下させるだけ
結論からお伝えすると、キー(曲全体の音の高さ)を変える操作は、とてもシンプルです。
カラオケのリモコンにある「+」「−」のボタン(機種によっては「キーコントロール」と表示されています)を押すと、曲全体の音の高さを上下させることができます。
「+」を1回押すと半音上がり、「−」を1回押すと半音下がります。たとえば「−2」なら、原曲より2半音(全音)低い状態です。
まずは原曲キーの「±0」でサビを歌い、いちばん高い音まで声が続くか確認します。
高い音で声が出なくなったり、喉に力を入れないと届かなかったりする場合は、「−1」にして同じサビをもう一度歌います。それでも同じ状態になる場合は「−2」「−3」と、1段階ずつ下げて同じ部分を歌って比較します。
サビのいちばん高い音まで声が続き、さらに曲の低い部分も声として出せる範囲に収まったところが、自分に合うキーを探すための目安です。
反対に、低い部分が声にならない場合は、「+1」「+2」と1段階ずつ上げ、同じようにサビと低い部分を確認します。
「キーを変える」と聞くと専門的に感じるかもしれませんが、操作そのものは「+」「−」を1回ずつ押して、同じ部分を歌い比べるだけです。
ポイントは、一度に何段階も動かさず、「1段階変更する→同じ部分を歌う→高い音と低い音を確認する」の順番を繰り返すことです。
ここから、実際の操作手順をさらに詳しく見ていきましょう。

カラオケでキーを合わせる具体的な手順
ここからは、実際にカラオケで自分に合うキーを探してみましょう。
基本は、「原曲キーで歌う→1段階変える→同じ場所をもう一度歌う」の繰り返しです。次の3つのステップで確認していきます。
ステップ1. 原曲キーのままサビを歌ってみる
まず、リモコンのキー表示を「±0」にして、原曲と同じ高さにします。
曲の最初から歌う必要はありません。サビを再生し、サビの始まりから終わりまで一度歌ってみてください。
歌いながら確認するのは、サビの中で一番高い音です。その音まで声が続くか、声が裏返らずに歌えるか、喉を締めつける感覚が出ないかを確認します。
サビの最後まで歌えて、一番高い音まで声が続いた場合は、まず「±0」を候補として残します。高い音で声が出なくなる、裏返る、喉を締めつけないと音程まで届かない場合は、次のステップでキーを下げます。
ステップ2. 「−1」ずつ下げて、同じサビを歌う
サビの高い音が出しにくかった場合は、リモコンの「−」を1回押して「−1」にします。「−1」にすると、曲全体が原曲より半音低くなります。
「−1」にしたら、ステップ1と同じサビをもう一度、始まりから終わりまで歌います。
それでも一番高い音で声が出なくなったり、裏返ったり、喉を締めつけないと届かなかったりする場合は、「−2」にして同じサビを歌います。その後も必要に応じて「−3」「−4」と、1段階ずつ下げて同じ部分を比較してください。
サビの一番高い音まで声が続くようになったら、次にAメロなど曲の中で低い部分も歌ってみます。
サビの高い音まで声が続き、低い部分も声として出せる高さに収まっていれば、その設定を自分に合うキーの候補にします。
キーを下げたことで低い部分が声にならなくなった場合は、1つ前の設定に戻して、高い部分と低い部分の両方をもう一度確認します。
反対に、原曲キーの時点で低い部分が声にならない場合は、「+1」「+2」と1段階ずつ上げ、同じ方法で高い部分と低い部分を確認してください。
ステップ3. 決まったキーを、次回のために残しておく
高い部分と低い部分の両方を歌えるキーが見つかったら、リモコンに表示されている数字を確認します。
たとえば「−2」で決まった場合は、スマートフォンのメモなどに「曲名/−2」と記録しておきましょう。
次回は、曲を入れたあと最初から「−2」に設定すれば、同じ高さから歌い始めることができます。
機種によっては、マイソング機能などでキー設定を保存できる場合もあります。保存機能が利用できる場合は、曲と一緒に登録しておくと便利です。
このように、「1段階変える→同じ場所を歌う→高い音と低い音を確認する」という順番で試していけば、キーの知識がない人でも自分に合う高さを探すことができます。
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自分でキーを調整するときに気をつけたいポイント
キーの合わせ方が分かると、歌いやすさを優先してキーを大きく下げてしまうことがあります。
キーを下げるときは、原曲キーから「−1」ずつ下げ、そのたびにサビの一番高い部分と、Aメロなどの低い部分の両方を歌って確認しましょう。
まず原曲キーでサビの一番高い部分を歌い、声がひっくり返る、音程を保てない、最後まで声が続かないといった状態がある場合は、キーを「−1」にします。
同じ部分をもう一度歌い、まだ同じ状態になる場合は、さらに「−1」にして繰り返します。
サビの高い部分を最後まで歌えるキーが見つかったら、次にAメロなど、その曲の中で低い部分を歌ってください。
低い音でも歌詞が聞き取れる声量を保てて、音程を追える状態であれば、そのキーを候補にします。
さらにもう1段階下げたキーでも同じ2か所を歌い比べ、サビの勢いや高音の響きが弱くなったり、低い部分で歌詞が聞き取りにくくなったりする場合は、1つ前のキーに戻します。
「サビの一番高い部分を最後まで歌える」「低い部分でも歌詞が聞き取れる」の2つを満たす中で、原曲キーに最も近い設定を選ぶのがひとつの目安です。
特に、原曲の高いキーそのものが曲の緊張感やパワフルさを生み出している場合、キーを大きく下げるほど曲の印象も変わっていきます。
私自身、以前は「歌いやすさ」だけを優先して、大きく下げてしまうことがありました。
低い部分がこもって聞こえ、友人から「なんかいつもと違う曲みたい」と言われたこともあります。
ボイトレの先生に「下げるのは、本当に苦しい部分だけを基準にして、最小限にとどめるのがコツですよ」と教わってから、原曲キーから「−1」ずつ下げ、そのたびに高い部分と低い部分を歌い比べて決めるようになりました。
また、複数人でカラオケに行く場合は、一緒に歌う人の声域も確認してキーを決めましょう。
デュエット曲などを一緒に歌う場合は、まず原曲キーでそれぞれの担当部分を歌い、どちらかが高い部分を最後まで歌えない場合は「−1」、低い部分で歌詞が聞き取りにくい場合は「+1」と、1段階ずつ動かして確認します。
二人とも自分の担当部分を最後まで歌えて、低い部分でも歌詞が聞き取れるキーが見つかったら、その設定を二人で歌うときのキーにすると合わせやすくなります。
よくある質問
Q. キーを変えると、原曲と全然違う曲みたいに聞こえませんか?
A. キーを変えても、メロディーの音の間隔やリズムはそのままなので、基本的には同じ曲として聞こえます。
ただし、キーを大きく上げたり下げたりすると、声の高さや伴奏全体の響きが変わるため、原曲とは違った印象に聞こえることがあります。
原曲の雰囲気も残したい場合は、原曲キーから「±1」ずつ動かし、そのたびにサビを歌って比較してみてください。
Q. 何段階までキーを下げてもいいのですか?
A. キーを何段階まで下げるかに、すべての曲に共通する上限はありません。
まず原曲キーでサビの一番高い部分を歌い、声がひっくり返る、音程を保てない、最後まで声が続かない場合は「−1」にします。
「−1」で同じ部分を歌い、まだ難しければ、さらに「−1」にして確認します。
サビの高い部分を最後まで歌えるようになったら、Aメロなど曲の中で低い部分も歌ってください。
「サビの一番高い部分を最後まで歌える」「低い部分でも歌詞が聞き取れる」の両方を満たす中で、原曲キーに最も近い設定を選ぶのがひとつの目安です。
Q. 機種によってキーの合わせ方は大きく違いますか?
A. ボタンの名前や表示のされ方は機種によって異なります。
「+」「−」と表示される機種もあれば、「キーコントロール」などの名称が使われている場合もあります。
基本的には「+」を1回押すと半音上がり、「−」を1回押すと半音下がります。
たとえば「−2」に設定すると、原曲より2半音(全音)低いキーになります。
Q. 毎回キーを合わせ直すのが面倒です。何か方法はありますか?
A. 機種やサービスによっては、マイソング機能や履歴機能などを利用できる場合があります。
自分に合うキーが見つかったら、「曲名」と「−2」「+1」などの設定をスマートフォンのメモに残しておく方法も簡単です。
次回同じ曲を歌うときは、その数字に設定してから歌えば、毎回原曲キーから探し直す必要がありません。
Q. 自分に合うキーが分からない場合はどうすればいいですか?
A. まずは原曲キーでサビの一番高い部分を歌ってください。
声がひっくり返る、音程を保てない、最後まで声が続かない場合は「−1」にして、もう一度同じ部分を歌います。
サビを最後まで歌えるキーが見つかったら、Aメロなどの低い部分も歌い、歌詞が聞き取れる声で歌えるか確認してください。
高い部分を最後まで歌えて、低い部分でも歌詞が聞き取れるキーが、自分に合うキーを判断するひとつの目安です。
それでも複数のキーで迷う場合は、ボイトレのレッスンで実際に歌い、声域や声の響きを確認してもらうと、自分では判断しにくい違いも確認できます。

友達にキーを変えてもらって歌が好きになった私が、ボイトレで学んだこと
実は私自身、もともとカラオケに苦手意識がありました。
好きなアーティストの曲でも、サビになると声が出しにくく、どうしても歌いにくい曲がいくつもあったのです。
あるとき、一緒にカラオケに行った友達が、私が高い部分で苦戦しているのを見て、何も言わずにリモコンを操作し、キーを下げてくれたことがありました。
次にその曲が回ってきたとき、驚くほど歌いやすくなっていて、「え、こんなに変わるの?」と衝撃を受けたのを覚えています。
それをきっかけに、カラオケへ行くのが楽しくなり、少しずつ歌うこと自体が好きになっていきました。
ただ、当時の私は「キーって結局何なのか」をはっきり理解できていたわけではなく、キーを変える操作も、いつも友達に頼りきりでした。
リモコンを渡されても、どのボタンを何回押せばいいのか分からず、「キーは友達に変えてもらうもの」だと思い込んでいたのです。
その後、ボイトレに通うようになって、先生から改めて「キーとは曲全体の音の高さの基準のことで、半音単位で調整できる」と教わったとき、ようやく仕組みが腑に落ちました。
さらに、原曲キーから「−1」ずつ下げながらサビの一番高い部分を歌い、高い部分を最後まで歌えるようになったら、Aメロなどの低い部分も確認するという方法を教えてもらいました。
高い部分を最後まで歌えて、低い部分でも歌詞が聞き取れるキーを探すことで、人に頼らず自分でキーを調整できるようになったのです。
それからは、一人でカラオケに行くときも、自分でキーを調整できるようになりました。
友達があのとき設定してくれた「−2」が、その曲を私が歌うときにちょうど合うキーだったのだと、あとから理解できたのも印象に残っています。
ZIGZAG MUSIC SCHOOLの「ボーカルレッスン」でいい歌声を作ろう!まとめ:自分に合うキーで、カラオケをもっと楽しむために
キーの合わせ方は、リモコンの「+」「−」(または「キーコントロール」)を使って、半音ずつ調整するシンプルな操作です。
まず原曲キーでサビの一番高い部分を歌い、声がひっくり返る、音程を保てない、最後まで声が続かない場合は「−1」にして、もう一度同じ部分を歌います。
まだ難しければ、さらに「−1」にして確認します。
サビの高い部分を最後まで歌えるキーが見つかったら、Aメロなどの低い部分も歌い、歌詞が聞き取れる声で歌えるか確認してください。
「サビの一番高い部分を最後まで歌える」「低い部分でも歌詞が聞き取れる」の両方を満たす中で、原曲キーに最も近い設定を選ぶのがひとつの目安です。
自分に合うキーが見つかったら、「曲名」と「−2」「+1」などの設定をスマートフォンにメモしたり、利用している機種の履歴機能などを活用したりして残しておきましょう。
次に同じ曲を歌うときは、記録した数字に設定することで、最初からキーを探し直す手間を減らせます。
また、複数人で一緒に歌う場合は、自分だけでなく相手の高い部分と低い部分も確認し、お互いが最後まで歌えるキーを選びましょう。
もし、自分に本当に合うキーをきちんと見つけたい、歌声の魅力をもっと引き出したいという方がいれば、ZIG ZAG MUSIC SCHOOLでは、今回お伝えしたようなキーの基礎から、一人ひとりの声に合わせたレッスンを行っています。
かつての私自身がそうだったように、「人に頼らなくても、自分でキーを見つけられる」という感覚を、ぜひ体験してみてください。
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