こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOLの佐野です。
タイトルの「はじめましての人に」というのは
曲を作る時、ライブをする時、MCなど、人に何かを届ける時に心がけていることです。今回はそのあたりをお話していこうかなと思います!
マニアック?複雑?
曲を作り始めたばかりのころ
いかに人と違うメロディーを作るか、どれだけ変な展開を作って複雑に聴かせようか?など、個性を出さなくては!とばかり考えて作っていました。
簡単なもの、シンプルなものではダメだ!という考えで複雑にするぞ!と意気込んでいました笑。

ここでポイントなのが
個性のためにマニアックなものを取り入れることと、ただ複雑な音楽を作るというのでは全然意味が違ってくるということです。
ただ複雑にしていくだけだとどんどん伝わりづらくなっていくんです。
そこで最初のタイトルに書いた
「はじめましての人に」というのが大切になってきます。
自分の作った音楽を聴くのは他人であること、そして作っている過程も知らない他人が聴くわけですから、
そういう人に届くこともイメージしておかないと、自分の中だけの音楽になってしまうような気がしています。
今回のテーマとしては、はじめましての誰かに届けることですので、MC(喋り)でも同じです!
初めてライブに来た人を置いてけぼりにしない話し方、これも大切になってきますよね!
体感して理解!
「はじめましての人に」をより大切にするようになったきっかけは、自分が実際にライブを見て体感したことが1番のきっかけです。
とあるライブに行った時、知らないアーティストさんが
せっかく良い歌(歌詞)を歌っているはずなのに、ギターもベースフレーズも複雑過ぎて曲のコード感が見えず
これはどんな歌?どんな曲?と、終始「???」なライブを見たことがあります。
これはアレンジの問題だけではないのですが、特にコードの土台がしっかり見えなかったことで
メロディーが良いのか悪いのかもわからない!というのを実際に見に行ったライブで体感しました。
この時、メロディーとコードの関係(アレンジ)はとっても大事なんだな、とより肌で感じました。
そしてアレンジの重要さと同時にPAバランスもすごく大事で、良いバランスで良いアレンジを聴かせることが出来たら
ライブとして(作り手として)1番理想だなと思いました。
そしてライブでのMCも同じですが
広い会場になるとLowが回ったり、うわんうわんと空気の振動が邪魔をして話し声が聴こえづらくなったりもします。
そんな中でもしっかりとしたテンポ感やキー、間(ま)で話せたり、しっかり煽れるアーティストさんは、
お客さんの曲を聴く集中度も一気に上げられるし、なおかつ凄くライブ自体が盛り上がりますよね!
ペラペラペラーっと流すように話すアーティストは何を話しているのか聞こえないなどなど、、、
実際に自分がライブを見て感動したライブは
そういったはじめましての人に届けるための要素がしっかりとしているんだなと、ダメな例を見る事によって理解できました。

自分の作りたい音楽、個性、作りたいライブは曲げないでほしいですが
そこに少し伝わりやすさなどもプラスしていくと、より素敵な音楽(表現)になっていくんじゃないかな?と思い
お話させていただきました!
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