こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOL 講師の堀山です。
担当コースは、ボーカルコース、ミックスボイスコース、アコースティック・エレキギターコース、弾き語りコース、DTM・作詞作曲コース、レコーディング・エンジニアコース、Youtuber・動画編集コースなど、主に活動を実際にしている方や、これからしていきたい方を中心にレッスンを行なっています。
今回は【センサーサイズの違い】についてお話ししていきます!
センサーとは
そもそもセンサーとは、デジタルカメラが普及する前は、フィルムが写真撮影の主流でした。
フィルム時代は、化学的な感光材料を使用して画像を記録していました。
デジタルでは、センサーと呼ばれるデジタルでフィルムを再現したもの(ミラーレス一眼のレンズを取り外すと見える、きらきらしたやつです。)に記録されます。
センサーとフィルムは、どちらも画像を記録するためのメディアですが、その仕組みや特性は異なります。
センサーサイズとは
センサーサイズとは、カメラのイメージセンサー(画像を撮影するための感光素子)の物理的な大きさを指します。センサーサイズが異なると、画像のクオリティやカメラの特性に大きな影響を与えるため、撮影環境や目的に応じたセンサー選びが重要です。
それぞれの違いについて詳しく説明していきましょう。
1. フルフレーム(35mmセンサー)
サイズ:36mm x 24mm
特徴:最も一般的な高品質なセンサーサイズで、特にプロフェッショナルの一眼レフやミラーレスカメラに使用されます。低照度下でのノイズ耐性が高く、広いダイナミックレンジを持つため、画質が非常に良いです。
利点:被写界深度が浅く、ボケ(背景ぼけ)が美しく出る。高感度性能が良く、暗い場所でもクリアな撮影が可能。レンズの焦点距離がそのまま活かされる。
2. APS-Cセンサー
サイズ:約22mm x 15mm(機種によって若干異なる)
特徴:フルフレームより一回り小さいサイズのセンサー。コンパクトながら、良好な画質を提供します。一般的に、APS-Cセンサーはコストパフォーマンスが良く、初心者や中級者向けのカメラによく使われます。
利点:フルフレームよりもカメラ本体が軽量でコンパクト。比較的安価で、質の高い画像を得ることができる。望遠効果(クロップファクター)があるため、遠くの被写体を大きく撮影できる。
3. マイクロフォーサーズ
サイズ:17.3mm x 13mm
特徴:さらに小さなセンサーサイズで、一般的にコンパクトなカメラに搭載されています。軽量でコンパクトなカメラが多いため、持ち運びやすいです。
利点:小型軽量で携帯性に優れる。レンズの選択肢が豊富で、手軽に望遠撮影ができる。比較的低価格で購入できる。
4. 1インチセンサー
サイズ:13.2mm x 8.8mm
特徴:コンパクトデジカメや高級コンデジに搭載されるセンサー。画質はやや劣るものの、携帯性が非常に高いです。
利点:さらに小型で、ポケットサイズのカメラでも高画質な写真が撮れる。動画撮影やスナップ撮影に便利。
ちなみにスマートフォンのセンサーサイズは、一般的に1/3型や1/2.3型が多いです。
センサーサイズの違いが与える影響
センサーサイズが大きいほどより多くの光を集めることができるため、ノイズが少なく、よりシャープでディテール豊かな画像を得ることができます。
また、センサーサイズが大きいと被写界深度が浅くなり、背景がぼけやすくなります。これはポートレート撮影などボケ味を重視する撮影に有効的です。
小さいセンサーはクロップファクターによって、同じレンズでも遠くの被写体を大きく撮影できますが、広角撮影には不利です。
これらの違いを理解して、撮影するシーンに合ったカメラを選ぶことが大切です。
まとめ
今回は【センサーサイズの違い】についてお話しました。
僕のレッスンでは自分自身の経験を生かしながら、練習法だけではなく、音楽に関する全て考え方や、活動の仕方についても一緒に考えてアップデート出来たらいいなと思っています!