吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

プロボーカルコースのブログ

歌うときの舌の位置を気にしたことはありますか?

こんにちは!
ZIGZAG MUSIC SCHOOL講師の伊波です!
主にミュージカルコースを担当しています。

今日はミュージカルに限らず、
歌を歌う人なら知っておいて損のないボイトレ知識
を書いていこうと思います。

ボイトレは舌を意識しましょう!

みなさんは「舌」について意識したことはありますか?
舌の役割は主に3つあります。


1つ目は、
味を感じるセンサーとしての役割です。

2つ目は
咀嚼・嚥下機能で、食べ物を口に取りに入れ、飲み込む手助けをしています。

そして3つ目が発声で、
普段会話をする時にも必ず舌が働いてくれています。

例えば五十音だと

「ら・り・る・れ・ろ」

がわかりやすく舌が動いている音になります。

低位舌とは?

舌にも正しいポジションがあるのですが、

低位舌とよばれる、舌の定位置が下がってしまっている、
舌の筋肉が弱った状態の方がよくいらっしゃいます。


・口が開いていることが多い
・滑舌が悪い
・いびきをよくかく

上記のような方は低位舌になっている可能性が高いです!

みなさん普段の生活の中で舌の位置がどこにあるか、
上の歯の裏にしっかりついているか、確認してみてくださいね。

滑舌訓練のためのエクササイズ

舌ったらずに聞こえる、早口言葉など滑舌訓練が苦手な方に
是非やってほしいエクササイズがあります。


①舌を前に出す

②出したまま、早口言葉を言ってみる


この時に舌が引っ込みやすいので鏡で確認する、
もしくはティッシュで自分の舌を持ったままやってみてもいいです。

強く引っ張りすぎないよう、
あくまで舌はリラックス状態になるように保ってください。

③唇もしっかり使って、できるだけ鮮明な言葉になるように何度か言ってみる
④舌をしまって普段通りにしゃべってみる


どうでしょうか?
少し話しやすくなったのではないでしょうか?

私の生徒さんからも、

「しゃべりやすくなった!」
「口が勝手に回る!」

など嬉しいお声をいただいています。

歌うときの舌の位置も意識しましょう

歌でも正しい位置に舌を置くことで、
出しづらい音域も出せるようになったりします。

逆に感情が入ると、舌に力が入って声が出しづらくなることもあります。
もちろん舌を後めのポジションにおいて、
わざとこもったような声を作ることもあるかと思いますが、
自分で自由自在にポジション変えられたら、歌える幅が広がります!

舌の動きは精神的なことも影響するのですごく繊細な箇所です。
是非意識してレッスンしてみてくださいね!

私も舌についてたくさん悩んできて、
今でも研究中だからこそ、
まだまだ伝えたいことがあるのですが、
それはまたいつかお話ししたいと思います!

最後に

今日は舌の位置や
エクササイズについてお話ししました。
それ以外にも意識することはたくさんありますが、
まずはお気軽に無料体験レッスンをお試し下さい!

みなさんが自分の音楽を楽しめますよう応援しています!


伊波先生
幼少期より地元のミュージカル劇団で舞台経験を積み、
中学1年生の時西城秀樹コンサートバックダンサー等ダンスの活動をする。
東京学芸大学教育学部表現教育コース在学中より
ミュージカルやストレートプレイの舞台経験を積む。 またドラマやミュージックビデオなどの映像作品にも関わる。
現在、ミュージカルライブや歌のおねえさん、
テーマパークコーラス、テーマパークアクター等舞台を中心に活動。