最近、様々な生徒さんとのレッスンを通して、
自分がラップを始めたて、いわゆる初心者の頃を思い出す機会が増えました。
私の高校三年間は部活に捧げていましたのでアルバイトができませんでした。
お小遣いや毎日の昼飯台をコツコツ貯めては、CDや雑誌を買い、音楽の趣味があう数少ない友達とCDの貸し借りをしてはMDに録音してそれをウォークマンで聞きながら、ママチャリにまたがり熱唱していました。
(今の10代の子達には何のこっちゃですよね)
高校時代は大体2000年頃でしたので、ケツメイシの1st Album「ケツノポリス」やKICK THE CAN CREWの「Young King」がリリースされた頃です。
(GOOD TIMEやユートピアがめちゃくちゃ格好いいので是非聞いてみてください)
クラスでは、ハイスタやモンパチ、バンプオブチキンの天体観測などが流行っていましたね。
HIP HOPは全然人気がなく、私のダボダボの格好も「B系」と言わればかにされていました。。
高校での部活生活が終わり、近所のファミレスでアルバイトを始めると、
スケボーをやってる先輩や、バンドをやっていたという同い年の友達も出会えました。
バイト終わりに近所の広場でスケボーをやったり、うだうだすることが自分にとっては
すごく楽しかったです。
ある日、そのバイト仲間達に、
「音楽やろうよ!それもHIPHOPね!」
と、思い切って自分から切り出してみました。
「まぁ暇だしいいよ、やるか」
そんなノリで自分の音楽生活はスタートしました。
元お遊びバンドのボーカル
元お遊びバンドのギタリスト
ピザを焼くのがうまい初心者DJ
音楽なんてやったことないラッパー
この4人で「ONLY ONE」を名乗り、溜まり場は近所の広場からDJの家に変わりました。
(ONLY ONEがダサすぎてブログを書く指が震えます)
HIPHOPをやると決めたのは良いのですが、
誰もまともな知識や経験がなく本当に手探りでした。
とりあえずDJがローンを組んでターンテーブルを買い、
私や他のメンバーはHIPHOPに詳しそうな知り合いを訪ねてみたり、
初めて深夜のクラブイベントにも行ってみたりしました。
ようやく曲を作ってみようということになり、DJが買ってきたレコードのB面(裏側のインスト)を延々にかけながらみんなでリリックを考えました。
バンドをやっていたメンバーが小節数の数え方などを教えてくれたので助かりました。
バンドをやっていたとはいえ、コピーバンドでしたし、
私も音楽は詳しかったですが自分で詞なんて書いたことなかったので凄く苦労しました。
とにかく、変な曲が2曲出来て初のライブも決まりました。
メンバー全員めちゃめちゃ緊張していて、出番の直前までカラオケボックスにて練習していました。 いよいよ出番の時間になると、お客さんも20人から30人ほどフロアにいる状況で、その中に私の友達も数人います。
ライブが始まると、DJがもたつき音が鳴らない、ボーカルをやってた先輩が歌詞をミスると
つられて私も歌詞を飛ばして、、大失敗ライブをかましました。
フロアからは一人また一人とお客さんが減っていき、
ライブの時間が終わる頃にはフロアには私の友達しかいませんでした。
その失敗を経て、私は悔しくてもっと頑張ろうと思いましたがDJは脱退していきました。
ターンテーブルをローンで買っていたので大丈夫かなあと心配はしましたが、止めはしませんでした。
元お遊びバンドのボーカル
元お遊びバンドのギタリスト
音楽なんてやったことないラッパー
この3人で活動を再開してから、
すぐに大手レコード会社にスカウトされるのですが、
それはまた今度の機会に。
ではまた来月!
RAPコースの特徴
・経験豊富な講師がマンツーマンレッスン 一人ひとりに合わせたカスタマイズが可能・機材の使い方、トラックメイクも学べる 購入前にぜひ試してみよう
・韻の踏み方も1から学べます
Rapコースの詳細はこちら
無料体験レッスンはこちら