吉祥寺のボイストレーニングスクール
ZIGZAG MUSIC SCHOOL

ボーカルレッスンコースのブログ

ミュージカルソングを本番で歌う時に意識する事

こんにちは!

ZIGZAG MUSIC SCHOOLにて
ヴォーカル講師をしています
すなこさなえ と申します。

以前、生徒さんから
『オーディションの時には何に意識を向けて歌えばいいんですか?』

そんな質問を受けた事があります。

レッスンの時には発声やテクニックなど
いろんな事に意識を向けながら歌っている事だと思います。

では、
オーディションや、発表会、ライブ、舞台の本番と
日頃の成果を発揮する場では
どうすればいいのか?
何を意識して歌えばいいのか?

オーディションによって
求められる事は異なりますが
基本的には

『演技に集中する』

発声や歌い方については、
レッスンでやった事を
演技に集中していても発揮できるくらい
やり込むこと。

一番NGなのが
歌や発声の事を考えながら歌う事です。



発声を気にしながら歌うと、見ている側はすぐわかります。
審査員もお客様も、発声を聞きたいわけではないのです。

では、どうすれば
本番で演技に集中できるようになるのか?
『練習の時にも本番同様に
演技に集中しても歌えるようにする』

練習でできない事は
本番でもできません。

それでは
具体的な練習方法を
一例ですが
書いていこうと思います!

【分けて練習、細かく練習】

いきなり
演技しながら、リズムも、音程も、フレーズもテクニックも意識して歌うのは
難しいですよね。

まずは
それぞれ意識する練習を分けて練習します

①発声やテクニックのみ意識して練習
②その曲を音楽としてしっかり歌えるようにする
(リズム、フレーズ感、強弱など楽譜から読み取れることを含みます)
③言葉をしっかり発音する練習
④演技のみ練習

などなど…

この①、②、③、④をそれぞれ
しっっっっっっかりと
体で覚えた状態をつくります

【足し算で練習】



①から④まで
一つづつ練習したものを組み合わせ、
同時にできるようにしていきます。

一気に同時にしてできる人はそれでも良いですが
難しい場合は

①と②を同時にできるようにする
できようになったら
①、②、③を同時にできるようにする

このように足し算していくと良いです。

少しずつ足して、
最後は④演技に集中しても
音楽がくずれないところを目指すと良いと思います。

1曲通して歌うのが難しければ
1フレーズずつ細かく分けて練習してもいいと思います。

これも足し算で

1フレーズできたら、2フレーズ・・・と
できるところを増やしていきます

【最後に】

他にも様々な方法があるかと思いますが
私が実施して
一番わかりやすかったものを
今回記載しました!

『演技』の部分に関しては
今回具体的に触れませんでしたが
レッスンでもお伝えできる事が沢山あるので
歌う時の演技って
何からやればいいの?
どうすればいいの??と思っている方は
レッスンでご質問くださいね!


今月も、楽しい歌が沢山歌えますように!

すなこさなえでした!

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