DECO MUSIC SCHOOL 講師の堀山です。
姉妹店のZIGZAG MUSIC SCHOOLでも講師を担当しております。
担当コースは、ボーカルコース、ミックスボイスコース、アコースティック・エレキギターコース、弾き語りコース、DTM・作詞作曲コース、レコーディング・エンジニアコース、動画・編集コース
など、主に活動を実際にしている方や、これからしていきたい方を中心にレッスンを行なっています。
さぁ、今回もカメラについてのお話をしていきます。今回は【露出】についてです!
写真・動画を撮るためには、適切な量の光が必要です。 例えば、光が一切入らなくて照明もない場所で写真をを撮ると、真っ黒な綺麗な写真が撮れます。 一方、明るい日中に3秒ほど長時間露光で写真をを撮ると、真っ白な綺麗な写真が撮れます。 このように、写真を撮る際には、取り込む「光の量」が少なすぎても多すぎてもいけません。
これは動画に関しても同じです。 この光の量を調整するためにカメラを操作し、感光材料(フィルムやイメージセンサー)に光を当てることを「露出」と言います。また光の量それ自体や写真の明るさを「露出」と呼ぶこともありますね!
「露出」を決めるためには、光の量やシャッタースピード、絞りなどの設定を調整して、写真や動画の明るさや色彩をコントロールします。
では早速「露出」に関わるの基本的な要素を説明しましょう!
・シャッタースピード (Shutter Speed): シャッターカメラのシャッターが開いている時間の長さを表します。速いシャッタースピードは、動きを止める効果がありますが、光の量が少なくなります。遅いシャッタースピードは、動きをぼかす効果がありますが、光の量が多くなります。
また動画の撮影をする場合、一般的にシャッタースピードは、1/50秒、もしくは1/100秒に設定します。
その理由は、『フリッカー』と呼ばれる現象を防止するためです。
実は蛍光灯やテレビは、私たちには分からない速度で点滅を繰り返しています。それを『フリッカー』現象と言い、映像で見たときチカチカ点滅してちらついて見える映像になります。
ちなみにシャッタースピード1/50秒、もしくは1/100秒というのは東日本での撮影をする時で、西日本で撮影する場合はシャッタースピードを1/60秒、もしくは1/120秒にする必要があります。
このあたりの話は小難しくなって来るので、、、興味のある方はぜひ調べてみてください!
・絞り値 (F値): 以前のブログで説明しましたのでここでは軽く説明します!!
F値が小さい場合、レンズの開口が大きく開かれていて、多くの光がセンサーやフィルムに入ります。これにより、暗い場所でも撮影できる反面、被写界深度が浅くなり、被写体以外がぼけやすくなります。
F値が大きい場合、レンズの開口が狭まり、光が制限されます。明るい場所での撮影に適していますが、被写界深度が深くなり、被写体と背景が鮮明に写りやすくなります。
・ISO感度: デジタルカメラやフィルムカメラにおいて、カメラのセンサーやフィルムが光をどれだけ取り込むのかを決める値です。
具体的には、ISO感度が高いほど暗い場所でも撮影が可能になりますが、同時に画像や映像にノイズ(粒状の不自然な模様)が現れる可能性が高まります。
一方、ISO感度が低い場合明るい場所での撮影に適していますが、暗い場所では露出が不足しやすくなります。
ISO感度は、撮影条件や目的によって適切な設定を選ぶ重要な要素です。
一般的には、できるだけ低いISOで撮影することが推奨されますが、暗い場所や動きの速い被写体を撮影する際には、必要に応じてISO感度を上げることが必要になってきます。
ではここで一例です。
例えば撮影の難しい暗いシーン(写真)では、
・シャッタースピード を遅くして、シャッターを開いている時間を長くします。しかし、長時間露光すると手ブレが発生しやすくなるので、三脚や手ぶれ補正機能を使用しましょう!
・絞り値 (F値): 小さなF値を使うと、レンズがより多くの光を取り込みます。これによって明るさが増しますが、被写界深度が浅くなるのでピントに注意が必要です。
・ISO感度: 暗い場所ではISO感度を上げることで、センサーがより敏感に光を感知します。ただし、高いISO感度はノイズを引き起こす可能性があるので、注意しましょう!
このようにカメラの「露出」はシャッタースピード・絞り値 (F値)・ISO感度の組み合わせによってそのシーンの適正な露出を決めていきます。
「露出」を理解すると、様々な写真、映像表現を使いこなすことができます!
最近のカメラは性能が上がっていてオートで撮る方も多いと思います。スマホなどはまさにオートで撮影することが多いですよね。
ぜひこの機会に「露出」をマスターしてマニュアル撮影に挑戦してみてください! ワンランク上の撮影を楽しみましょう!
今回は写真、動画の【露出】についてお話しました!
次のブログでもカメラについてお話ししていこうと思います。
僕のレッスンでは自分自身の経験を生かしながら、
練習法だけではなく、音楽に関する全て考え方や、活動の仕方についても一緒に考えてアップデート出来たらいいなと思っています!
一緒に理想の音楽ができるようがんばりましょう!
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