突然ですが、皆さんご存知の通り「声優」という職業は、
個性が無ければ選ばれる事はほぼない仕事だと思って間違いないと思います。
エキストラでさえ倍率のかなり高い仕事です。
まして、今や俳優さんや芸人さん等他業種の方がゲスト声優として参加してくる時代です。
突出したルックスや余程の芝居のセンスでも無い限り本当に難しい世界なのではないでしょうか。
今まで私が参加してきた集団レッスンやオーディションでは、
先にやった人と同じ、若しくは真似しているだけのような芝居をしてしまっている人を何人も見てきました。
正解なんて無いのですから、急に実力以上の芝居なんて出来るわけが無いのですから、
相手を納得させられる芝居をその時出来る目一杯でやれば良い、それだけの事です。
“個性ってなんですか？”
本題に戻りますが、これはよく聞かれる質問です。
偉そうな事は言えませんが、ここ数年個性の塊のような方と現場でご一緒する機会があり、
雑談していて、メールをして、お酒を飲んで、仕事をしていて気付いた事があるので少しお伝えしたいと思います。
個性とは？の参考になれば幸いです。
ここからは普通なら有料です笑
【裏表無く、日々仕事を楽しく、そして自分に嘘をつかずに過ごす】
これが個性を磨く第一歩で間違いないと思います。
その方はどんな場面でも自然体でした。
本能のまま生きるというかなんと言うか…。
物凄く頭もキレ、柔軟で気を遣われる方なのですが、全てが自然体なのです。
「我慢を辞めて思うように生きなさい！」とまでは責任が取れないので言いませんが、
それぞれの置かれた環境や立場があるので簡単でない事は分かるのですが、
恐らく自分に嘘をつかない事によって、”個性が溢れ出てくる”のだと思います。
“もっと楽しみましょう！”
ここ最近、レッスンを始めたばかりで、現場に立つ前から悩んでいる方が多いように思います。
情報過多の今の時代故にそうなってしまったのでしょうか。
どうして芝居がしたいのか？
どうして声優になりたいのか？
もう一度初心を思い出して下さい。先ず楽しまなければ上手くなりません。
私は、間違った環境で間違った頑張り方をしていなければ、道は開けると信じています。
ただし熱量は持って下さい。熱量は夢を叶えたい思いが強ければ自ずと出てくるものです。
先生では無く、業界の先輩として質問や相談があればいつでもお答えします。
“悩むのはまだ早い！”
現場からは以上です。
AKITA